園内に入った正面、大滝の上段には長さ約30mの流水庭園があります。流水庭園は2020年より再整備を始め、大きな石組みの七段の滝とその周りに2001年に移植された独特な樹形のしだれ花梅が約80本がメインとなります。
しだれ梅の樹齢は約50~60年ほどで、花は八重咲き、白・ピンク・紅の色があり、剪定により独特の樹形をしています。臥龍仕立て、国宝紅白梅図を思わせる根張りが必見です。
2016年には、静岡県雪割草愛好会のご協力により、雪割草(ミスミソウ)を植栽し、梅と同じ時期に咲く小さなお花がお楽しみいただけます。
また、庭園より山側には約50品種ほどの花梅が植えられており、白の花びらに紅い筋が入ったものや、花びらが多く重なっているものなど、様々な違いを楽しめます。
梅の花は桜の様に一斉には咲かず、少しずつ咲きます。見頃はつぼみもあって花の一つ一つに勢いが感じられる、5分咲きからがおすすめです。
それでも満開がいい!という場合には、開催期間でも遅めを狙ってみてください。
特に奥山高原は周辺と比べて開花時期が遅いため、周辺の梅園が満開を過ぎた頃や河津桜が見頃になったら、「そろそろ、しだれ梅はどうかな?」という感覚でお問合せいただければ、「何分咲きですよ」とお返事いたします。
しだれ梅の後半ごろより花桃が咲き始め、続いてソメイヨシノや八重桜、レンギョウなどが咲き、より春めいた雰囲気になります。その後、オオデマリやヤマブキ、ツツジ・サツキ、ササユリ、あじさいなど、花がリレーの様に咲き、春から夏に移ろっていきます。
「しだれ梅」の最新情報
*『生き活きおくやま(いなさ奥山 奥山高原)』(Blog)内でご覧いただけます。
奥山高原の入り口からしだれ梅が最初に見える位置までがご覧になれます。
しだれ梅の見頃に撮影されたものです。